中学教師の檀は、猫を愛する妙な二人組の小説原稿を生徒から渡される。さらに他人の未来を観る力を持つことから謎の集団とも関わり始め……。苦い過去を乗り越えて檀先生は、世界を、自分を救えるのか!?　毎ページすべてが楽しく愛おしい、一大エンターテイメント！《解説・大矢博子》

少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀（だん）と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。 伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成！

変死を遂げた米大統領、自殺した連続殺人犯…。彼らの脳に遺された映像が語る「秘密」とは…!? 大幅加筆の上、シリーズ第1作より収録!!

【芥川賞（１２７（２００２上半期））】停車してしまった日比谷線の中で、間違って話しかけた見知らぬ女性。知り合いのふりをしてくれた彼女は同じ駅で降り…。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に男と女の「今」をリアルに描く、第１２７回芥川賞受賞作。 他人だから、恋がはじまる。東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に、男と女の“今”をリアルに描いた最高傑作!芥川賞受賞作。

過去と現在が交錯して起こる惨殺事件…。薪と青木は5年前の秘密を暴き、恐るべき殺人者を突き止めることが出来るのか!?

警視庁捜査一課生えぬきのエリート・岡部は、なぜか急に科学警察研究所第九研究室に配属された。そこでは捜査員すべてを前の事件で亡くした薪警視正が室長を務めていた。今回は「第九」再結成当時の連続殺傷事件を岡部の視点で追っていく。薪の一風変わった人間性・捜査一課との捜査方法の違いに当惑する岡部、そして彼に与えられた真の使命とは!?

死んだ人の脳から生前の記憶を映像として再現し、未解決事件に挑む科学警察研究所・法医第九研究室。一家殺害の罪で死刑になった男の脳を映像として再生したところ、事件の意外な真相が明らかになり――!?

事件後の薪と青木、そして「第九」の未来は──!? 感動のエピローグ「一期一会」も完全収録。 2012年10月刊。

地震発生後に、ある小学校で死者3名が見つかった。3人の死因は「震災」か「事故」か、或いは「事件」なのか!? 捜査を進めるうち、薪達は思いがけない映像を目にする事に…!!

犯罪被害者の脳をMRIスキャナーにかけ、生前に見た映像を再現している科学警察研究所 法医第九研究室 通称「第九」。捜査情報漏洩疑惑に続き、室長・薪の車に爆弾が！　だが、それは事件の始まりに過ぎなかった!?